草加市特殊詐欺被害多発警報
草加市内の特殊詐欺被害は平成30年以降これまで減少しておりましたが、今年8月から被害が拡大しており、9月28日時点で約4100万円の被害が発生しています。草加市内で実際に発生した詐欺事件には、オレオレ詐欺、還付金詐欺、架空料金請求詐欺などがあります。
市民の皆様の貴重な財産を奪われないために、草加市及び草加警察署は「草加市特殊詐欺被害多発警報」を発令し、市民の皆様に向けて特殊詐欺への警戒を呼びかけるものです。
取り組み1 オリジナル啓発アニメーションの作成
草加市出身のミュージシャン「ケセランパサラン」に楽曲と啓発アニメーションの制作を委託し、市民の皆様に特殊詐欺被害防止の呼びかけを行います。
取り組み2 受け子をデザインしたパネルを設置し被害防止を啓発
草加市職員と草加警察署員がデザインした大型パネルを活用し、市内各施設において、現金やキャッシュカードをだまし取る「受け子」の特徴をお知らせし、市民の皆様に警戒を呼びかけを行います。
取り組み3 コンビニ店舗への啓発活動を実施
コンビニ店舗で購入できる電子マネーを悪用した、架空料金請求詐欺が多発していることから、市内各店舗の協力を得て被害防止の啓発活動を草加市職員と草加警察署員で実施いたします。
草加市とセブンーイレブン・ジャパンでは、すでに締結している地域活性化包括協定に基づき、市内加盟店舗を対象に啓発活動を実施いたします。
取り組み4 タクシー車内に受け子への警告メッセージを掲示
受け子の移動手段としてタクシーを利用することが多いことから、市内タクシー事業者の協力を得て、タクシー車内に受け子への警告メッセージを記載したステッカーを貼付します。
特殊詐欺の類型
特殊詐欺は次の10類型に分類されます。
オレオレ詐欺
親族等を名乗り、「鞄を置き忘れた。小切手が入っていた。お金が必要だ」などと言って、現金をだまし取る(脅し取る)手口です。
預貯金詐欺
警察官、銀行協会職員等を名乗り、「あなたの口座が犯罪に利用されています。キャッシュカードの交換手続きが必要です」と言ったり、役所の職員等を名乗り、「医療費などの過払い金があります。こちらで手続きをするのでカードを取りに行きます」などと言って、暗証番号を聞き出しキャッシュカード等をだまし取る(脅し取る)手口です。
架空料金請求詐欺
有料サイトや消費料金等について、「未払いの料金があります。今日中に払わなければ裁判になります」などとメールやハガキ(封書)で知らせ、金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
還付金詐欺
医療費、税金、保険料等について、「還付金があるので手続きしてください」などと言って、被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させる手口です。
融資保証金詐欺
実際には融資しないのに、簡単に融資が受けられると信じ込ませ、融資を申し込んできた人に対し、「保証金が必要です」などと言って金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
金融商品詐欺
価値が全くない未公開株や高価な物品等について嘘の情報を教えて、購入すればもうかると信じ込ませ、その購入代金として金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
ギャンブル詐欺
「パチンコ打ち子募集」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、会員登録等を申し込んできた人に、登録料や情報料として支払わせて金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
交際あっせん詐欺
「女性紹介」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、女性の紹介を申し込んできた人に、会員登録料金や保証金として金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
その他の特殊詐欺
上記の類型に該当しない特殊詐欺のことをいいます。
キャッシュカード詐欺盗(窃盗)
警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を名乗り、「キャッシュカードが不正に利用されているので使えないようにする」などと言って、隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る手口です。
※「特殊詐欺の類型」は、警視庁のホームページを引用しています。