芭蕉像、曽良像のお身拭い

 草加宿神明庵運営協議会・草加市奥の細道市民推進委員会の皆様のおかげで、おくのほそ道風景地草加松原において、芭蕉さんと曽良さんのお身拭いが多数の方々が参加される中で行われました。これからまた1年、多くの通行人を見守ってください。

曽良像のお身拭い

草加市とおくのほそ道

 俳人の松尾芭蕉は河合曽良とともに、江戸を出発し奥州、北陸道をめぐる全行程約600里(2400キロメートル)150日間の旅に出発しました。

 その旅立ちの日の旧暦3月27日は、今の暦では5月16日に当たります。

 深川を発った二人は千住で舟を降り、見送りの門人・知人と別れ、「奥羽長途の行脚」の第一歩として草加までの歩みを始めます。

 そして、この旅の第一の感慨を「其の日漸々早加(草加)と云ふ宿にたどり着きにけり」と記しました。

国指定名勝 おくのほそ道の風景地 草加松原

 芭蕉が歩みを記してから、325年後の平成26年(2014年)に草加市のシンボルである草加松原は、松尾芭蕉が『おくのほそ道』に記した風致景観を今に伝えていると評価され、国指定名勝「おくのほそ道の風景地」の一群のひとつに指定されました。

草加松原